解体業者の中には、悪質な業者も少なくないため、適切な解体業者について、地域の業者や法人の業者、建設業許可及び産業廃棄物収集運搬業の許可業者などをなるべく選ぶことが必要となります。
だからといってこれらの業者が全て安全だと100%言い切ることはできません。
本記事では、より具体的に解体業者の選び方について押さえるべきポイントについてまとめていきます。
なぜ全国規模の解体業者はダメ?
全国規模の業者となると、解体業者が地域の業者に工事を下請けさせていたり、必要な許可や実績などについて虚偽の情報を公開していたりするケースがあるため、もし依頼する際はより慎重な対応を心掛ける方が良いです。
解体業者を選ぶ時に押さえるポイント
必要な許可を得ているか?
大前提として、解体工事を実施するために建設業許可や解体工事業登録が必要です。
基本的にはこれらの情報は解体業者のホームページや名刺に記載されていたり、担当者に許可証のコピーを見せてもらって、役所で許可情報の照会を行うことで確認できます。
前者の場合だと虚偽の記載の可能性もあるため、なるべく後者の方法で確認するようにしましょう。
自社で工事を行っているか?
先程触れましたが、規模の大きな業者になってくると、解体工事を他者に下請けさせているケースもあるため、そうなると手数料が余分にかかったり、コミュニケーションが円滑に行われずにトラブルになることも少なくありません。
必ず自社で解体工事を行っているか確認するようにしましょう。
追加費用についてはどうなっているか?
解体工事を行う際は、見積もりを立てて、解体工事を実施してから、実際にかかった費用を支払う形となるのが一般的です。
この時、何を基準に追加費用がかかるのか知っておいた方がお金のトラブルにならずに済みます。
そのため、解体業者から説明がなければ、追加費用が発生する事項やその際の解体業者の対応の流れについて、自分から確認するようにしましょう。
法律を順守しているか?
必要な許可であったり、産業廃棄物を不法投棄したりと、様々な場面で対応次第では法律に基づく罰則を受ける場合があります。
依頼人側も罰則を受けることも少なくないため、解体業者にマニフェストの写しを見せてもらう、あるいは行政にこれまで問題を起こしている解体業者かどうかを確認するようにしましょう。
後者の方がより正確な情報を得ることができます。
まとめ
解体業者を選ぶべきポイントについて、紹介した4つ以外にも考慮すべき事項があります。
許可や法律、資金面など様々な側面から自社をよく見せてなるべく利益を得ようという考えの業者もいます。
とにかく気になることは遠慮なく解体業者や行政に確認するようにしましょう!