解体業者を選ぶ際に、解体工事の支払い条件についても目を向けた方が適切な解体業者を選びやすいです。
本記事では、そもそも解体工事の支払い条件とはどういったものなのか、そして適正な解体工事の支払い条件についてまとめていきます。
解体工事の支払い条件とは?
これは依頼人がどのタイミングや金額の条件で解体業者に対して費用を支払うかを定めたものです。
解体業者を選ぶ際、解体工事の進捗状況に応じて、適正な支払い条件を設定しているかどうか確認することが大切です。
不適切な解体業者の場合、その条件が曖昧になっている業者も存在します。
適切な解体工事の支払い条件について
支払い条件の種類
支払い条件の種類としては、主に解体工事終了後に一括払いをする方法と工事の進行状況に合わせて分割払いをする方法の2種類あります。
前者の方法が住宅の解体工事で最も多い方法で、後者の方法がマンションやビルといった大型の建築物の解体工事で用いられることの多い方法です。
分割払いについては、金額によって支払い回数が変動することが多いです。
それぞれの支払い条件のメリット・デメリット
一括払いのメリットは、工事完了後に支払う形となるため、問題が発生して途中で工事が中止となったり、着手する前に工事が中止となったりした際に、支払った費用が無駄になるといったことがないことから、最もリスクの低い支払い条件という点です。
デメリットは、解体業者としては解体工事が終わるまでの間、費用を肩代わりする形となるため、業者によっては一括払いでの対応を受けられない可能性があるという点です。
一方で分割払いのメリットは、逆言えば解体業者としてはありがたい条件であるため、交渉がしやすいという点です。
デメリットは、途中まで支払いを済ませた段階で、解体業者が行方をくらませるリスクがあります。
そういった形の悪徳業者も存在します。
また、予定よりも早い段階で支払いを請求し始める解体業者は、資金繰りに困っているか、悪徳業者のどちらかと言えるため、慎重に行動するようにしましょう。
まとめ
解体工事の支払い条件として、一般的に工事完了後の一括払いと工事進行状況によって支払う分割払いの2択があり、前者の場合、リスクは少ないものの対応してくれる業者は少なく、後者の場合は業者が対応してくれやすくなる代わりに、途中で逃げ出されるリスクがあるのがネックと言えます。
お互い慎重に話し合いをした上で、支払いの条件を固めていくようにしましょう!